3月17日 OWASP ZAPを利用した脆弱性診断-ハンズオン

インストラクター:境稔 & 亀田勇歩

ZAP Logoインストラクター・プロフィール:
境稔
公認情報システムセキュリティプロフェッショナル(CISSP)。
主にWebアプリケーション脆弱性診断、セキュリティトレーニング
講師などに従事する。
『OWASP Zed Attack Proxy 運用マニュアル』監修
亀田勇歩
各国で行われているCTF(Capture the Flag)競技に参加し、
広範な知識と経験を活かして総合的な問題解決能力を磨いている。
『OWASP Zed Attack Proxy 運用マニュアル』執筆協力

概要:OWASPのオープンソース・ツールを利用した、自動化されたセキュリティ・ペンテスティング(脆弱性診断)の手法を学習します。ウェブアプリケーション開発者、ペンテスター、テスト検収を行う方などを想定しています。日本人のホワイトハッカーとして著名なインストラクターによる、OWASP ZAPフリーツールを用いて脆弱性診断の手法を身につけるトレーニングです。

■効果
受講者はWebアプリケーションに潜む脆弱性について学び、体験することで、Webセキュリティの基本的な知識を得ることができます。ツールによる自動診断のみにとどまらず、手動による診断手法と、最終的なレポートの出力まで、一貫した工程を学ぶことにより、翌日からすぐにご自分で脆弱性診断ができるようになります。

■対象者
ソフトウェア脆弱性診断手法を覚えることにより、ウェブアプリケーションの品質向上に活かしたい方、また、診断技術の幅を広げたい方など、プロフェッショナル志向の方のためのトレーニングです。

使用ツール:
OWASP Zed Attack Proxy
OWASP Broken Web Applications

一日のプログラムは以下のように進行します。

1.トレーニングの目的
 −脆弱性診断の目的と必要性
 −リスクマネジメント
  脆弱性診断の必要性とその目的について、リスクマネジメントという考え方から学びます。

2.Webアプリケーションと脆弱性
 −Webアプリケーション脆弱性の特徴
 −OWASP TOP 10 2014
  脆弱性学習用サイト(OWASP WebGoat)を使用し、InjectionやXSS等、主要な脆弱性をOWASP TOP 10に基づいて実際に体験。脆弱性の基本知識を学びます。

3.ZAPを用いた自動診断
 −Quick Start
 −自動ログイン/ログアウトの設定
 −診断範囲の指定
  自動診断ツールとしてのZAPの使い方を学び、体験します。Webサイトの自動クロールから診断の実施までを体験します。

4.実際に診断
 −Manual Crawl, Active Scab single URL
  脆弱なサイト(OWASP Broken Web Applications)に対し、実際に脆弱性診断作業を体験します。
  診断結果の確認、自動診断との比較評価、レポートの出力までを確認します。

5.もっとマニアックに診断
 - Script Console
 - Zest
 - Plug-n-Hack
  ZAP独自のAdd-onsを利用しさらに精密な診断作業を体験します。

6.報告書
 −報告書作成
 4,5で体験した脆弱性診断結果を、報告書テンプレートに従い実際の結果報告書にまとめます。

費用: 40000円(10:00-18:00、ハンズオントレーニング)

トレーニングへの参加は、カンファレンス参加とは別途ご登録が必要です:https://appsecapac.org/2014/how-to-register/

参加者特典

OWASP ZAP開発者、Simon Brenettからのプレゼントです。受講者全員に、OWASP ZAPオフィシャルステッカーを差し上げます。
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CISSP / SSCP / JGISP (ISSJP) 認定保持者の方へ

(ISC)2OWASP AppSec APAC 2014 は、(ISC)2 が認定するCPEイベントです。CISSP / SSCP / JGISP (ISSJP) 認定保持者には、Training Daysの1日トレーニングに対して7ポイント、2Dayトレーニングに対して14ポイント、カンファレンスは1セッションの聴講に対して1ポイントのCPEクレジットが付与されます。(ISC)2会員の皆様には、19,20日のカンファレンスの参加費が割引となるクーポンコードがありますので、(ISC)2事務局までお問い合わせください。

Sched.orgをご活用ください

カンファレンス・セッション詳細を掲載しています。 Sched.org for AppSec Apac 2014